日本大好きオヤジのとほほ記事

日本の政治に対するニュースを中心に独り言

フルコンタクト空手の試合テク 考察

フルコンタクト空手の試合テク 考察
 私の「アスリート(競技者)」への執着から
「達人や強者と対等以上に戦いたい」「試合を有利に進めたい」という思いで
「経験」と「他人の言葉も借りて」考察してみます。


試合に勝つためには普段からの鍛錬が一番大事なのは言うまでもありません。
勝者は「技術、体力、根性が勝った者!」・・・・とは言え
すでにアラフォーを超えた私にとって「戦略なし」での試合は
無謀な挑戦でしかありません。
特に力の差が少ない場合は有効だと考えます。

☆私の敗因
これまでの試合で私の敗因の多くは「スタミナ切れ」です。
最初の2分で体力を使い切って、延長戦で気持ちが折れてしまう。
また、腕が下がってしまいハイキックを決められたこともあります。
どちらも気合が入りすぎて後半でスタミナ切れを起こすことが原因です。
したがってまずは時間配分から考えてみます。

★試合時間の配分
試合時間は
一般成人で 2分 + 延長2分、
その他が 1分30秒 + 延長1分30秒
が一般的でしょう。

当然ですが延長も含め4分以上を戦う持久力が必要です。
普段練習では十分くらいの組手は平気と言う人でも、
試合となれば体力の消耗、ダメージの蓄積で1分間で
スタミナが切れてしまいます。

したがって、時間配分を3分割で考えたいと思います。

○最初の1分は
突きや下段、前蹴りなどボディーと足中心の
コンビネーションで進めていきます。
相手の体力があるときに上段蹴を繰り出しても受けられてしまい、
その後、上段を警戒されてしまい得策とは言えません。
(大いに力量が勝っていれば初めから決めても良いでしょう)

○次に1分過ぎた辺りから
内股でバランスを崩しつつ膝で肝臓などを打つことで
相手の体力をさらに削いでいきます。
前蹴りや膝の連打も効果的です。

○そして、ラスト30秒が勝負です。
腕が下がっていたら、大技を繰り出すチャンスです。
試合後半でのハイキックは非常に有効です。
すかさず上段を狙いましょう・・・と言いたいとこですが
どうしても、足が上がらない場合は
ダメージの大きな膝蹴りと前蹴りの連打で
相手を崩すのが得策でしょう。

ここは普段の練習でギリギリの体力でも上段を蹴られるように
柔軟性やタイミングなどをしっかり訓練しておくことです。
また、ラスト30秒のために体力を温存しておくことも大切です。

その他にも得意技があればチャンスなのでどんどん使っていきましょう、
大技は審判へのアピールにもなります。


○決め手が無い場合、延長となります。
ここでは体力勝負となります。
戦略として延長を考慮した戦い方をして置くことも必要です。

体力的にギリギリの状態なので不意な攻撃が効いてしまいます。
得意技を中心に試合を組み立てましょう。
延長の場合、突き、ロー、膝などの基本攻撃が多くなり普段の練習成果が
ここで出ます。


★ガードは重要
特に顔面のガードは重要です。
有利に進めていた試合が、たった1度のハイキックで全てひっくり返されてしまいます。

「脳ある鷹は爪を隠す」ハイレベルな選手は
相手のガードが下がる所を虎視眈々と狙っているのです。

体力の限界でも腕が下がらないように心がけましょう。


★突き・内股(インロー)・膝蹴り
突きは試合で最も多く出す技です。強力な突きは相手の動きを止め、
ダメージとなり自分のペースを作ることができます。
胸(肺)への強力な突きは無呼吸となりスタミナをさらに奪うことができます。

内股(インロー)は相手のバランスを崩すのに有効です。
バランスを崩すことで試合の主導権を握ることができます。
攻撃のタイミングやテンポが崩れ、攻撃力も下がってしまいます。
内股(インロー)を繰り出す場合、足首を払うように蹴れば
相手を崩すことが容易になりますまた上半身の突きとの組合わせが大切です。

膝蹴りは省エネの攻撃であり近距離で大ダメージを与えます。
うまく急所(肝臓)に当たれば悶絶する痛みで試合の続行ができなくなります。

この3つの技が強力な人は試合を自分のペースで進めることができます。
効果も大きく確実に決めることができる技なのでしっかり練習することをお勧めします。


★自分のペースを掴む
上級者は突きや蹴りの威力も然ることながら、試合で相手の動きを
コントロールすることで主導権を握ります。

ワザと隙を作り攻撃を誘導し、ガードも押しと引きを巧みに使用してきます。
また、上級者の大技は動きが遅くても避けられないものがあります。

誘い、フェイントを巧みに使い、
相手の距離感を狂わし、バランスを崩し、スタミナを削る、
攻撃は当たらない、相手の死角から撃つ、攻撃は見えていても捌けない、
そのような達人から少しでも多くの技術を吸収するために
大会や試合に参加しまた見るだけでも勉強になります。

戦略や技を駆使して相手との駆け引きを有利にすることは勝利への近道です。


○テンポを崩す
同じテンポでやっていると自然と相手もそれに釣られてガードをします。
そこで途中でテンポを崩してやると意外とすんなり入る事が多いです。
ただし同じテンポは繰り返すほど相手がそのテンポに割って入る事も容易となるので、
仕掛ける時、同じテンポを連続で使ったときは3回目で崩してやるのが一番有効です。
相手が頭ではあぶないと思っても体は反射的に反応してしまうので、
相手が別の戦術を考えていればいるほど対応しにくいです。

○自分の姿勢を下げ、相手に錯覚させる
後ろ回し蹴りや上段回し蹴りは、一瞬低く構える(技の為の動作をする)事で
相手はつられて下がったり別の技に移行しようとするので、
足が上がりきらずともガードの上から蹴りやすくなります。

○上段蹴りを入りやすくする巧妙なトリック
手の平で相手の視線を遮る、相手の死角から繰り出す、
強烈な技で相手の意識を別のものに集中させる、
足の位置を悟られないように微妙に変えていく、スイッチを使います。


★ファイトスタイル
ファイトスタイルは人それぞれです。
インファイタースタイル、アウトファイタースタイル、持久力タイプ、
重量級パワータイプ、カウンター狙い、テクニシャンタイプとさまざまです。
多くの個性がぶつかる格闘技において相性があります。
苦手なタイプをいかに攻略し対策するかは普段の練習へどう取り組むか?が重要です。

この攻略作業は基本練習だけをしていては上手になりません。
とにかくいろいろなタイプと組手練習をすること
対策を繰り返し練習することで、できるようになると思います。


★得意技を持つ
自分の身体能力にあった技を持つことも重要です。
スピード、パワー、持久力、柔軟性から自分に合った技を持つことです。
一流の選手は得意技を持っているものです。
形だけをまねしても決まるものではありません。

難しい技を当てるためにコンビネーションとタイミングを
しっかり身に着けていきましょう。

技を使うタイミング、組み合わせなどを考慮して効果的に
得意技を出せるように練習しましょう。


今回は試合などで感じたことを列挙しました。たぶん中級者以上しか同意してもらえないでしょうがその他にあればご指導をお願いします。オッス!