日本大好きオヤジのとほほ記事

日本の政治に対するニュースを中心に独り言

ギリシャ破綻2

ギリシャが破綻は経済学者がいろいろ研究していると思うが
結局「英国病」の成れの果てだと思う。

減税は公共や高福祉は賛成だが、増税による福祉の負担や低福祉には反対する
民衆の反対の声は自然と大きくなるものだ
これは民主主義政治の最大の弱点かも知れない。

借金を返すためには増税福祉、公共は抑えないといけないが、
「デフォルト」が起きたら国は大変なことになるとわかっていても、国民にその実感はない。
それより今日の福祉の方が大切なわけだ。

英国ではサッチャー政権の登場で公共投資を抑えることで正常な状態に戻ることができたが
ギリシャはポピリズムに押し切られ、チプラス政権で病巣が悪化してしまった。
ユーロと言う仕組みにも問題があるが、気付くのが遅すぎた。

日本もギリシャの政治は幼稚だと笑っていられない。
民主政権が与党となった時はポピリズムで日本の経済をガタガタにしたことを考えればチプラス政権とそっくりである。
安倍政権のお陰でなんとか脱することができそうだが、大阪の国民投票を見ても危険はあると思う。

韓国はギリシャと同じような状況だと見ている。

ギリシャは今まで「金を貸せ!緊縮はNo!」と嫌がらせとも思える外交を続け、
国民や他国にハッタリをカマしていたが、遂に追い詰められた感がある。

現在はギリシャでの緊縮賛成に傾きかけているという。
しかし国民投票で「緊縮Yes」となってユーロ圏に復帰出来ても、
今後は他国からユーロ圏の脱退圧力は強まるだろう。

要するにもう遅い!ということだ。借金を返せないことが問題ではなく、
ギリシャは他国に対して嫌がらせをやり過ぎた、破ってはいけないことをしたのだ。